1983 J.CAVIAR は、日本の感性から生まれたクラフト・キャビアのブランドです。
私たちは、日本で初めてクラフトキャビアという言葉を使い始めました。
クラフトキャビアとは、キャビアマイスターが丁寧な手作業と技術で
手間を惜しまずこだわりを持って作った純国産熟成フレッシュキャビアと定義しました。
私たちは、豊かな自然と農村が広がる九州地方・宮崎県の、
清廉な伏流水と健康的な飼料で、我が子を慈しむようにチョウザメを育てています。
その素晴らしいファームのチョウザメから丁寧に採卵された魚卵は、
極限まで控えた少量の岩塩のみを加えた後、特別なベッドで心地よい眠りにつきます。
そして、魔法のようにその眠りを覚ますことなくテイスティングを行い、
熟成した旨味が十分に引き出された理想的なタイミングで、お客様のもとへお届けしています。
しかも、それを保存料や添加物を一切使用せず実現しています。
私たちは、この厳しい条件を年間を通じて満たすために、先端技術を駆使した、
この上なくクリーンな環境を維持できる加工場を設計し建設することから始めました。
私たちの創造への情熱はそれだけではありません。
キャビアを「魚の卵を熟成させたもの」と捉えることで、
日本食に受け継がれてきた伝統文化と、マッシュアップすることにもチャレンジしています。
例えば、京料理の基本となる昆布の繊細なミネラルを浸透させ、新たな魚卵の旨味を引き出したキャビア。
さらに、岩塩だけではなく、日本古来の大豆発酵調味料である醤油だけで熟成したキャビア。
今まで世界に存在しなかった、まったく新しいキャビアを、日本を代表する卓越した料理人と共創しています。
私たちの原点に遡ると、1983年キャビアの本場ロシアから友好の証として、
日本政府へ寄贈された200匹のベステルを、宮崎県水産試験場が導入したことに起因します。
私たちは、この1983年を日本のキャビア元年として捉え、感謝と誇りを持ってブランド名に冠しました。
2013年に初となる商品「宮崎キャビア1983」を世に送り出し、その3年後には、
G7伊勢志摩サミットにおいて訪日されたVIPをもてなす晩餐会で採用される栄誉をいただきました。
今では、日本を代表するキャビア・ブランドとして、国内の3つ星レストランを初め、
ニューヨーク、ラスベガス、香港など海外でも採用の輪が広がっています。
私たち、「1983 J.CAVIAR」はキャビアを通じて、世界中の文化とハーモニーを生む存在でありたい。
そして、キャビアをごく限られた人だけでなく、さらに多くの人のテーブルへと届けたい。
そう願いながら、この美しい輝きを放つ一粒のキャビアの宇宙と真摯に向き合い続けます。
挑戦と創造の結晶であるこのクラフト・キャビアは、あなたの幸福な一皿のためにあるのだから。